ゴメン、スキ。
*6話[彼の知らない姿]
――――それから。
3日経った今。
メールだけでしか光志と繋がらない日が続き、
ストレスが積もりに積もりに……
一人カラオケなんて来てます。
「光志のばーか!!こないだドキドキして損したわー!!親バカ光志なんて大っき……」
"大っ嫌い"
そう言おうとして、
涙が出た。
「嫌いじゃないよ…会いたいよ」
―――――――1時間前。
どうしても光志に会いたくて、光志の家の近くまで来たものの、意気地無しのあたしはそれ以上先には進めなかった。
そして、近くにあったカラオケに逃げて今はこのざま。
「こーし!こーしぃ!会いたいよお!!」
女を捨てたバカな人がマイクを持って泣き叫んでいます。