綿雪

「本当に久しぶりだな……」


わたしが言葉に詰まってると水瀬くんが先に口を開く。


「うん……」


しいんとした空気。


水瀬くんと二人きり。


何だか、告白した日を思い出してしまう。


あの日もこんなに寒い日だった……




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