綿雪

「元気だった?」


「うん……」


「何だよ、うんばっかりだし」


「あ、ごめん……」


顔を上げて、公園で初めて水瀬くんと目が合う。


少しはにかんだ顔。


……それ、反則だよ……


不覚にもドキドキしてしまう。




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