宵闇
ペット
アタシはダンボールの中にいる。
捨てられた子猫と一緒だ。
誰かアタシを拾って。
誰かアタシに名前をつけて。
アタシは飼い主に捨てられた。
アタシにとってはかけがいのない飼い主だった。
そしてアタシはペットとして生きてきた。
飼い主のご機嫌をそこねないように
良い子に振舞ってきた。
そうしなければ捨てられると思ったからだ。
アタシは飼い主に全てを捧げた。
カラダも心も全て望むがままに。
でも・・・
アタシはたったひとつの過ちを起してしまった。
他の誰かを愛してしまう。
当然だろう・・・。
アタシは飼い主からは捨てられた。
『オマエは俺を裏切った要らぬペットだ。』
そういって、アタシはダンボールに入れられ捨てられた。
行く宛てもない。
アタシはこのダンボールの中でまた拾ってくれる人を探す。
今度は従順に尽くそうと心に決めながら・・・。
捨てられた子猫と一緒だ。
誰かアタシを拾って。
誰かアタシに名前をつけて。
アタシは飼い主に捨てられた。
アタシにとってはかけがいのない飼い主だった。
そしてアタシはペットとして生きてきた。
飼い主のご機嫌をそこねないように
良い子に振舞ってきた。
そうしなければ捨てられると思ったからだ。
アタシは飼い主に全てを捧げた。
カラダも心も全て望むがままに。
でも・・・
アタシはたったひとつの過ちを起してしまった。
他の誰かを愛してしまう。
当然だろう・・・。
アタシは飼い主からは捨てられた。
『オマエは俺を裏切った要らぬペットだ。』
そういって、アタシはダンボールに入れられ捨てられた。
行く宛てもない。
アタシはこのダンボールの中でまた拾ってくれる人を探す。
今度は従順に尽くそうと心に決めながら・・・。