宵闇
パーフェクト。
アタシは何にでも完璧主義でありたい。

恋も

体も

若さも

老いていくのは仕方のないことだけれど、できるなら老いることすら避けたい。

何もかもに対して『綺麗で完璧』でいたいのだ。

それに対しての努力は惜しまない。

仕事もプライベートも全て『完璧なオンナ』でいたい。

たから毎日のケアはかかさないし、

多少の代償を払ってでも整形手術もする。

完璧・・・

この言葉が常に頭を支配する。

アタシは完璧でい続けないとならないと・・・。

もし、それが壊れてしまった時、

アタシはアタシではなくなってしまうだろう。

死さえ選んでしまうかもしれない。

完璧に拘るのはいつからだったか・・・

それは幼少時からだ。

両親から

『あなたはいいこで全てがパーフェクトなのよ』

そう言われ続けて育ったアタシは、いつのまにか完璧であり続けないとと感じた。

そして、もう癖だ。

口癖にもなっている。

『アタシは完璧でパーフェクトでならなければならない』と。

アタシの完璧主義は多分一生治ることはないかもしれない。

でもそれでもいい。

完璧は綺麗を産む。

完璧は賞賛される。

完璧は隙を与えない。

それがアタシの生き方。

でも時々それが苦しくどうしようもないこともあるのだ。

だけど、アタシは苦しくても完璧に拘り続けるだろう・・・。

死ぬまで一生・・・。
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