小さな心と大きな手
ねぇ。

勇輝。。ちゃんとごはん食べてる?

あのとき私は、私たちの生活を守るためにお母さんを刺した。

でも私。。とんでもないことをしたんだね。

勇輝が幸せになることは、なくなったの?
だったら私なんか産まれてこなきゃよかった。

神様。。人は、なぜ苦しむために生まれるのでしょうか。。


私は、はじめて自分の罪の深さを知った。

私だけでなく関係のない人たちも苦しむこと。。
私は、この上ない罪の怖さに震えた。

このコンクリートの小さな箱の中で。
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