彼氏とメル友との上手な付き合い方
だけど夏休みに会うときは、


よく俊が自転車で迎えに来てくれた。


目的地まで、

俊が暑い日差しの中、若干汗をかきながら運転する。


私は、汗ばんでもいい匂いのする背中にいつもくっついた。

「あちーよ!」


俊がわざとハンドルをぶれさせて、

2人分の体重を乗せた自転車が揺れる。


いっぱい楽しい場所に連れてってくれたけど、


私は2人で自転車に乗って、

移動する時間が一番好きだった。

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