俺とアイツの関係









「ただいま」


家に帰ると心配そうな顔でこっちに駆け寄って来た健斗





「奈々…お前、何も言わずに家勝手にでていくなよ。携帯もでねぇし…心配かけんな」




「ごめんなさい…家に帰ってたの…お母さんに呼ばれて」



わたしの勝手な理由で心配かけて…




優しいところもあるじゃん




「まぁ俺に心配かけさせたんだから朝早くでていった理由を教えてもらおうか?奈々ちゃん」







前言撤回




いきなり意地悪な笑みへと変わった健斗




「そっそれは…」




「ん?なに?」





ジリジリと壁に追い詰められる






このタイミングで言ったほうがいいのかな…?











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