俺とアイツの関係
泡風呂につかるわたし達…
わたしは健斗に背中を向けた
「恥ずかしいの?」
しばしの沈黙の後、健斗が言った
「当たり前ですよ…」
「こっち向いて」
向けないよ…
「嫌です」
「お前に拒否権なんかないってさっき言ったよね。」
後ろから抱きしめられる
わたしのドキドキが伝わっていきそうなくらい隙間なくピッタリと。
「東沢さんと何話してたの?」(←聞こえてただろ)
いきなり健斗が質問してきた
「ん〜好きな食べ物は?とか、趣味は?とかですかね」
ものすごくいろんな質問をされたけど
「話してて、楽しかったですよ」
そう言うもつまらなそうな顔をしている健斗
自分できいたくせに…
健斗だって女の人にベタベタされてたりしてたじゃないですか…
あれで何度イライラしたか…
あんな気持ち初めてで、どうすればいいのかわからない
「どうした?そんな暗い顔して」
心配そうな顔をした健斗が目の前にいた
いつの間にか後ろから抱きしめられていたはずが健斗と向かい合う体制になっていた