俺とアイツの関係
「なんかわたし、押し付けられた感あるんですけど」
だろうな…
家に帰ってソファーでごろごろしている奈々が言った
「反論をする隙間も与えてくれなかったです」
「嫌なの?」
「だって文化祭、毎年すごいって聞きますから…」
ちょっとしたプレッシャーだな
「俺も一緒だから。なんとかなるだろ。それと、俺と委員やれて嬉しいだろ?」
奈々にじりじり近付いて聞く
「い…」
えっ!まさかの嫌?
「…嫌じゃないです」
そうですか
「素直じゃないね〜」
「……」
顔を赤くして、だんまりの奈々
「あっあと、今日俺、奈々のコト助けたから、貸し一つね」