俺とアイツの関係
わたしの顔を見るなり「はぁー」とため息をついて
「最悪」
……失礼にも程があるんじゃないでしょうか。
人の顔を見るなり、最悪って…
そしたらいきなり健斗の手が延びてきてわたしの髪に触れる
「眼鏡…もうねぇの?」
「ないですよ。あの眼鏡特注品らしいですからね…兄によると」
話し聞いてる?健斗
「もうこのまま学校来てもいいですかね?」
「………」
無言ですか
「いいんじゃねぇの」
なら最初からはっきり言ってくださいよ…
「……俺、心狭いよな…」
小さな声で呟いた健斗
「……?」
「……いや、なんでもねぇよ」