俺とアイツの関係
「…身体、大丈夫なの?」
「うん…今は悪阻もおさまってるから大丈夫」
二人でひとしきり泣いた後はお茶タイム。
「妊娠が発覚したのはいつなの?」
「一昨日…産婦人科にも行ってきた」
「そっか…」
「急に転がり込んでゴメンね…」
「それはいいよ。でも、元君には話さないと…赤ちゃんの親なんだから」
おじさんやおばさんにもきちんと話さないと…
「奈々、今日はもう休ませてやれよ。一人の身体じゃないだろ?」
健斗が百合を気遣って言った。
そうだ…だいぶん疲れた顔してるしね。
わたしって本当に気がつかえない人だ…。