俺とアイツの関係









「…身体、大丈夫なの?」


「うん…今は悪阻もおさまってるから大丈夫」



二人でひとしきり泣いた後はお茶タイム。



「妊娠が発覚したのはいつなの?」



「一昨日…産婦人科にも行ってきた」



「そっか…」



「急に転がり込んでゴメンね…」


「それはいいよ。でも、元君には話さないと…赤ちゃんの親なんだから」



おじさんやおばさんにもきちんと話さないと…



「奈々、今日はもう休ませてやれよ。一人の身体じゃないだろ?」


健斗が百合を気遣って言った。
そうだ…だいぶん疲れた顔してるしね。
わたしって本当に気がつかえない人だ…。










< 445 / 499 >

この作品をシェア

pagetop