俺とアイツの関係
「おやすみ。体調悪くなったりしたら言ってね」
「うん、ありがと。」
「奈々…」
「どうしたの?」
百合がまた、泣きそうな瞳でわたしを見ている
頑張って何かを言おうとしてくれているのがわかって、わたしもきちんと聞こうと思った
「本当はね…。」
立ち話も百合の身体に負担がかかるかもしれないから、ベットに促して二人で座った
「…元に言うのがなんだか怖くて。婚約者で幼なじみで、なんでも話せたのにな…。もしだけど、産むなって言われるかもしれないって…そんなわけないとわたしも思うよ?でも、心の何処かで思っちゃう自分が嫌だ…」