俺とアイツの関係








「元も、新堂の様子がおかしいのはわかってたみたいなんだけどな…。」



「百合、なんでも話せる元君だからこそ言えないんですって…。ずっと苦しんでたのに、わたし気付いてあげられなかった…」




静かにわたしの頭を撫でながら何かを考え込んでいる様子の健斗





「………俺も。」


「へっ?」


いきなり声を発したから思わずマヌケな声がでてしまった


「……俺もって?」




「奈々と同じだよ。二人とは昔から一緒に居て、何か変化があったらすぐ気付いてた。でも今回は気付いてやれなかったし、なにもしてやれてない」









< 449 / 499 >

この作品をシェア

pagetop