俺とアイツの関係






「ありがとうございます」


「いいえ、どういたしまして」


奈々が段差に躓いてこけそうになったのを支えた。


危なっかしいな…。


「奈々、そろそろ敬語やめようぜ」


別に敬語でもいいと思うけど、なんか他人行儀なんだよなー。


「無理ですよ…多分。」


「多分の可能性に賭けてみよ。いつになるかはわかんないけどな」



「いつになるかわかりませんよ?」


「ずっと一緒に居るんだから。気長に待つコトにする」


いつか、楽しみにしてますよ。


「ずっと一緒に居てくれるんですか?」








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