俺とアイツの関係
まさかここまで溺れるとは思ってなかったなー。
女なんか嫌いだったし。
今も、寄ってくる女は好きじゃないけど。
俺は、もう奈々以外は愛せねぇよ。
これから天然鈍感奈々には苦労させられんだろうな…
そんなタイプだったか?
…俺。
まぁ、でも逃がさねえから。
「夜、楽しみにしてますよ、奈々サン」
「へっっ!?」
赤面フリーズから現実に戻った奈々は素っ頓狂な声を出して廊下に突っ立っている。
「なんなら今からベット行ってもいいけど?」
「行きませんっっ!」
赤面奈々の叫び声が、家中に響いた。
☆END☆