俺とアイツの関係
は?
多分、俺は今すごくバカな顔をしていると思う
婚…約…者?
「冗談だよな?」
「本気♪」
ニコニコしている二人
はぁーこれはマジなんだろうな
俺は戸惑う心を落ち着けて、気になってるコトをきいた
「なんでいきなり婚約者?」
「あぁ。それはなお前が生まれる前から決まっていたんだ」
父さんが言う
はぁ?
「なんで?」
「父さんと母さんの親友なんだよ。健斗の婚約者の親は」
「昔は四人でいつも遊んでいたわね。だから昔約束したのよ、子供が生まれて男の子と女の子だったらその二人を結婚させようねって」
そうですか…
なんかもうどうでもよくなってきたな…
そういう運命なんだろうし。
まぁあと一つだけきいとくか
「で、相手は?」
「言ってなかったな。城島財閥のご令嬢だよ」
城島財閥って…
「あの城島財閥?」
うちと並ぶくらいの財閥じゃねーかよ
「名前は奈々ちゃんよ。とっても美人でかわいいの」
「ふーん」
「なにその興味ないですっていう言い方…ちゃんと仲良くしてね」