*幼馴染み*
目を開けると


由南の顔がドアップになった。



(…ヤバイ…まぢ可愛い…)





俺は照れ隠しで言った


「分かってるよ。うっせーヤツだなー。まったく。だから彼氏も出来ないんだよ!!!!」



そうしたら由南も言い返してきた


『あんたには言われたくないよーだ!!』






こんな会話を毎日している。
俺はこの時間が好きだ――












俺は由南ことが好きだ。
ずっと前から…
俺は小さい頃から
由南ばかり見ていただけど、
由南に好きだとは言えない。



側に居すぎて、
仲良すぎて、
告白するのが怖い…。

幼馴染みが崩れるのが嫌だった。






そう。



ヘタレなんだ。
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