囚われの王子様
「ここは・・・」
地下への階段を下りると牢みたいな
柵で仕切られた部屋へとたどりついた。

「私はこんな所で遊んでいたの??」

ふとその牢のような部屋を見るとイスが1つ
置いてあり、その上になにかが置いてあった。

「あれは・・・人形??」

見てみると青い瞳に黒い髪の毛の人形が
置いてあった。


「囚われの王子様
 囚われの王子様

 青い瞳に黒い髪の毛

 あなたは何を望むの?」


ふとこの唄が頭をよぎった

「あなたまるで囚われの王子様みたいね。」

そう問いかけても返事は無くて
少し淋しさを感じた。
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