あたしの隣。
茜くんにあったら
今日はお礼言わないと…
「こ~ころ、おっはよう♪」
唯があたしの背中を軽く叩く。
「唯、おはよう~」
唯は顔を近づけて来て口元が少し緩んだ。
な…何!?
この顔はきっと…
「…いきなり何?」
考えてた事が見事に的中した。
「んふふ、心…あたしがいなくなってからなんかあったでしょ♪」
唯は自信に満ちた笑顔であたしの肩を揺さ振る。
まぁなんとなく言ってくるだろうって思ってたんだけど
「あったよ…最悪な事実を知ったよ~」
「はははっ、最悪ねぇ…
その最悪な事実をあたしに教えなさい」
あたしは唯に昨日の、直人と茜くんについて話をした。
「ふーん、茜くんがねぇ
心と茜くんの関係を知りたいけど心が言ってくれるまで…待っとくよ」
そっか…
唯は知らないんだよね…
「唯…あたし話すよ、聞いてくれる??」
「当たり前じゃん」
唯は笑った。