そして悪魔は二度微笑む【コラボ】
「まさかDE-1がやられたのか?」
グラン・マッコイは、薄暗い通路の中、後ろから聞こえる足音に戦慄した。
「先程からかなり激しい爆発音がしていました。地上のロケットランチャーを使用したのかもしれませんね」
ハーグレイがグランの独り言に言葉を返す。
「まさか? ロケットランチャーの一、二発ではDE-1を倒せませんよ!」
アインがそれに反論する。
聞こえる足音は二つ。最初は、DE-1が隔壁を破って来たのかと三人は思ったが、それだと足音が二つなのはおかしい。
「いずれにしろ、敵であるのは間違いあるまい。ハーグレイ銃を出せ!」
グランとハーグレイが拳銃を取り出し後ろに向けて構えた。
アインは、二人の後ろに隠れて通路を凝視する。
暗い……暗い……通路の中……。
二つの影が浮かび上がる。
「ひっ!」
アインの声が通路に木霊して、グランとハーグレイもまた、息をするのも忘れて固まった。
「観念するのだね。悪戯に命を弄んだ報いは受けねばなるまい」
ベリル・レジデントの声が木霊する。
「なっ……何で二人共生きている……」
自分はそれなりに修羅場をくぐってきた人間だ。少々の事では驚かない。
グランは、そういう自負が崩れさる音を聞いた。
「貴様がそう認識したからだよ。グラン・マッコイ」
蓮城麻美の声が木霊する。
グラン・マッコイは、薄暗い通路の中、後ろから聞こえる足音に戦慄した。
「先程からかなり激しい爆発音がしていました。地上のロケットランチャーを使用したのかもしれませんね」
ハーグレイがグランの独り言に言葉を返す。
「まさか? ロケットランチャーの一、二発ではDE-1を倒せませんよ!」
アインがそれに反論する。
聞こえる足音は二つ。最初は、DE-1が隔壁を破って来たのかと三人は思ったが、それだと足音が二つなのはおかしい。
「いずれにしろ、敵であるのは間違いあるまい。ハーグレイ銃を出せ!」
グランとハーグレイが拳銃を取り出し後ろに向けて構えた。
アインは、二人の後ろに隠れて通路を凝視する。
暗い……暗い……通路の中……。
二つの影が浮かび上がる。
「ひっ!」
アインの声が通路に木霊して、グランとハーグレイもまた、息をするのも忘れて固まった。
「観念するのだね。悪戯に命を弄んだ報いは受けねばなるまい」
ベリル・レジデントの声が木霊する。
「なっ……何で二人共生きている……」
自分はそれなりに修羅場をくぐってきた人間だ。少々の事では驚かない。
グランは、そういう自負が崩れさる音を聞いた。
「貴様がそう認識したからだよ。グラン・マッコイ」
蓮城麻美の声が木霊する。