空へ。‐夢の先‐
─────────…
その日は、1日中みんなで遊んだ。
こっそり6人で撮ったプリクラをストラップにして
あたしが肌身はなさず持っている、一番大事にしている、くまのストラップの中に埋め込んだ。
この中なら、絶対に失さない。
ずっとみんなのそばにいる。
そんなことを思いながら、くまを携帯と一緒に枕の横に置いて
満月がいつもより輝いている、その光だけが照らす暗い部屋の中で
安心感に包まれながら
深い眠りについた。
─────次の日
寮に入るにあたって、悪いクセをできるかぎり改善!ということで
遅刻グセと、やめかけていたタバコを完全に断つことに。
タバコはまあよしとして、早起きする人間なんてどこか変なんだと信じてる。
だってあたしにはできない。←
まあそれじゃダメってことで章介にやかましすぎるモーニングコールを頼んで何とか起きたわけデス。
章介「ほんと朝弱いよな(笑)」
紗姫「んー…ねみぃ…」
章介「あ、てか聞いて、ビッグニュース☆ユリアちゃんがさ」
紗姫「ユリア??」
章介「いんじゃん、女優の御坂ユリア。花月の芸能科の」
紗姫「あー…、で?」
章介「付き合っちゃった☆」
紗姫「……は!?」
章介「昨日さぁー、うちってかまあ紗姫ん家なんだけど、
沢木龍が来たから絡んでみたわけよ!
そしたら超いい人でさ、メシ連れていってもらって、そこ芸能人がよくいるとこみたいで!
その時たまたまユリアちゃんがいて、まぁ成り行きで付き合っちゃった☆」
早口にそう話す章介に
お前どんだけ軽いんだって呆れた。
つーか名前は知ってるけど知らない女優で
この時は特に気にとめなかった。
それよりも…。
紗姫「つか昨日沢木さん来たってどーいうことさ!!?」
その日は、1日中みんなで遊んだ。
こっそり6人で撮ったプリクラをストラップにして
あたしが肌身はなさず持っている、一番大事にしている、くまのストラップの中に埋め込んだ。
この中なら、絶対に失さない。
ずっとみんなのそばにいる。
そんなことを思いながら、くまを携帯と一緒に枕の横に置いて
満月がいつもより輝いている、その光だけが照らす暗い部屋の中で
安心感に包まれながら
深い眠りについた。
─────次の日
寮に入るにあたって、悪いクセをできるかぎり改善!ということで
遅刻グセと、やめかけていたタバコを完全に断つことに。
タバコはまあよしとして、早起きする人間なんてどこか変なんだと信じてる。
だってあたしにはできない。←
まあそれじゃダメってことで章介にやかましすぎるモーニングコールを頼んで何とか起きたわけデス。
章介「ほんと朝弱いよな(笑)」
紗姫「んー…ねみぃ…」
章介「あ、てか聞いて、ビッグニュース☆ユリアちゃんがさ」
紗姫「ユリア??」
章介「いんじゃん、女優の御坂ユリア。花月の芸能科の」
紗姫「あー…、で?」
章介「付き合っちゃった☆」
紗姫「……は!?」
章介「昨日さぁー、うちってかまあ紗姫ん家なんだけど、
沢木龍が来たから絡んでみたわけよ!
そしたら超いい人でさ、メシ連れていってもらって、そこ芸能人がよくいるとこみたいで!
その時たまたまユリアちゃんがいて、まぁ成り行きで付き合っちゃった☆」
早口にそう話す章介に
お前どんだけ軽いんだって呆れた。
つーか名前は知ってるけど知らない女優で
この時は特に気にとめなかった。
それよりも…。
紗姫「つか昨日沢木さん来たってどーいうことさ!!?」