ヴァンパイア2~貴方の秘密~



叔父様はもっと奥の部屋へと消えた


私は暗闇に包まれたまま
彼のおかげで



「…薫くん、もう大丈夫だよ」



ギュッ―――…


彼は私を抱きしめた
優しく大事に



「薫…くん」

「…薫と呼んで」


耳元で囁かれる
甘い声で




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