ヴァンパイア2~貴方の秘密~
†2章†
少しの荷物と、お金を用意した。
「よし……薫、待っててね」
行く宛もないまま、私はこの家を出ようとした
ビリッ!!!
「ッ…!?」
どうして………?
玄関から出ようとしたら、直ぐに私を阻止した。
まさか……
「薫…?薫なの?」
薫がこの結界を?
………この家から出させないように?
「………い……で…」
ムカつく……ムカつく…ムカつく!!!!