ヴァンパイア2~貴方の秘密~




「楓…」


「いつも助けてくれたのは…兄貴で…だから…俺はっ……そんな兄貴が…っ…」




掴んでいた手を離し
顔を手で被い唇を噛み締める姿なんて、


僕は見たくなかった




「…楓……」



スッと自然に伸びた手





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