愛しの不良様☆





「・・・・・・・・・は?」






多分、私の表情は乙女にあるまじき表情だろう。




それほど彼の言葉に驚いた。







「な、何言って・・・」




私がそう言うと、咲斗は呆れた様にため息をつく。






「わかんねぇ?俺、柚が好きなんだけど」





いやいやいや!




もっと意味がわかりませんから!




「・・・初対面だけど」




「お前が覚えてないだけだ」




「そんな記憶、もともとないから」



「あー、めんどくせぇな!」






咲斗はそう言って頭をガシガシかく。




な、なんなのこの人・・・・・・。





「お前、笑えねぇんだろ!?」




「まあ、そうですけど何か」





いきなり話題変えないでよ・・・・・・。




しかも笑えないって確かだけど失礼でしょ!








< 10 / 37 >

この作品をシェア

pagetop