愛しの不良様☆
「さ、咲斗・・・」
「ん?」
今だに言い訳してる男の人をどうすればいいかわからず、咲斗に助けを求めようとした。
「た、助けて」
チッ、と舌打ちした咲斗。
ソファーから立ったと思ったら、私達のほうへ歩いてくる。
めんどくせぇ!って言われて殴られちゃうのかな、私!?
咲斗が前に立って、私に手を伸ばしてきた。
反射的に目を強くつむった。
「気づかなかった。わりぃ」
その言葉と、頭にふわっと何かが乗る。
恐る恐る目を開けるとーーー。
そこには、微笑みながら私の頭を撫でている咲斗が居た。