愛しの不良様☆





「さ、咲斗・・・」



「ん?」




今だに言い訳してる男の人をどうすればいいかわからず、咲斗に助けを求めようとした。





「た、助けて」





チッ、と舌打ちした咲斗。



ソファーから立ったと思ったら、私達のほうへ歩いてくる。




めんどくせぇ!って言われて殴られちゃうのかな、私!?




咲斗が前に立って、私に手を伸ばしてきた。




反射的に目を強くつむった。





「気づかなかった。わりぃ」




その言葉と、頭にふわっと何かが乗る。



恐る恐る目を開けるとーーー。




そこには、微笑みながら私の頭を撫でている咲斗が居た。








< 17 / 37 >

この作品をシェア

pagetop