愛しの不良様☆
あまりにも意外な行動にポカンとしていると咲斗は横にいた男の子に怖い顔をした。
に、二重人格・・・・・・。
男の子はそんな咲斗に苦笑い。
「柚をいじんじゃねぇよ、カズ」
「あははー、わりーわりー!この子噂の羽川柚ちゃんでしょ?気になってさ」
「次、柚いじめたら殴んぞ」
「こえー」
カズ、と呼ばれた男の子はそう言いながらも笑ってる。
きっと、殴るって言っても咲斗は殴らないからなんだろうな。
「柚、来い」
咲斗が自分の座っている横をポンポン叩く。
私はコクン、と頷いて咲斗の隣に座った。
するとそれを見ていたカズともう一人の男の子は目を見開いて驚いていた。