愛しの不良様☆
ここは、私も自己紹介?
「・・・羽川柚、1年生です」
よろしくは致しません。
正直、不良は苦手ですから。
・・・・・・ナンパしてくるから。
なんて思ってるのは、私だけの秘密にしておこう。
「柚ちゃん、咲斗に気に入られてるねー」
咲斗がお菓子を買いに行って、私もカズと飯高蓮哉に慣れて来た頃。
カズが嬉しそうにそう言ってきた。
「どこが・・・?」
私がそう聞くと、待ってました!と言わんばかりに口を開いた。
「まず1つ!咲斗、女の子と話さないんだよ?」
「私、女の子として見られてないんじゃない・・・?」
そう言うと、カズはこんな美人な子を女の子として見ないのはおかしいから!と言って爆笑。
私はカズを無視してスティック菓子を食べる。