愛しの不良様☆




「ただいまー・・・って何やってんのお前ら」





意外なことに、ただいまをちゃんと言って帰ってきた咲斗は双子の叩き合いを見て呆れた表情を見せた。





「咲斗!聞いてくれよっ!レンのやつ、無関係な俺を叩いてくんだぜ!?




「お前が間違ったこと言ったからだろ!?」




「はあ!?俺のせいにしてんじゃねぇよ!」






・・・・・・怖い。





いくら二人が私に危害を加えないとわかっていても、私は平凡な女子高生。




不良の喧嘩を見たら怖いに決まってる。




私は双子の喧嘩を止めてほしくていつの間にか隣に座っていた咲斗の服の袖を引っ張った。




すると、チーターもびっくりの速さで私を視界に入れた後、またすごい速さで顔を逸らされた。





「咲斗?」





顔を逸らされるのはショックなんだけど・・・・・・。









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