愛しの不良様☆




「んなこと決まってんだろ」



レンが言う。



すると、咲斗は妖しく唇を曲げた。




「俺達が、ここのトップだからだ」




そう言った彼は、誰もが見惚れるほどカッコイイ。



私でさえ、見惚れてしまった。





「俺の女になれば、不自由はさせねぇよ?」




咲斗は、私の顎をクイッと上げて顔を近づけてくる。



すごく近くて、ちょっと動くだけでキスできちゃう距離。




恋愛経験がない私は、それだけで心臓がバクバク言っていた。





「・・・っ、咲斗ぉ・・・」





今の態勢が恥ずかしくて咲斗を呼ぶと、咲斗は真っ赤になる。





「・・・なあ、誘ってんの?」



「え!?違っ・・・」



「もう、だーめ」



「んっ・・・」




気づいたときには、唇に柔らかい感触がしていた。




それが咲斗の唇だと理解するのにそう時間はかからなかった。




・・・・・・私、咲斗にキスされてる?



さっきも言ったように恋愛経験が全くない私は、息ができなくて口を開く。




「・・・んやぁ・・・!」




その行動を待ってましたと言わんばかりに咲斗の舌が侵入してくる。







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