愛しの不良様☆
これでもか、と言うくらいに咲斗は私の口の中を掻き乱す。
もう、本当に息が苦しい。
そう思ったとき、レンが言葉を発した。
「・・・あのさ〜。俺達いるの忘れてね?」
レンがそう言うと、咲斗の唇が私から離れた。
く、苦しかった・・・!
息を思いっきり吸って、呼吸を落ち着かせていると、咲斗の不機嫌そうな声が聞こえた。
「ったく。いいとこだったのによ」
その言葉で、顔が真っ赤になるのがわかった。