愛しの不良様☆

｢だったら、お前らが外に出ればいい話だろ｣




そう言って顔を背けた咲斗。


そんな咲斗に、レンもカズも呆れ顔。




｢まーまー。どうせまたやるんだろ？｣


｢･･･当たり前だ｣




･･････ん？


またやるって･･･キスを？


え？当たり前なの！？




｢･･･おい、柚が混乱してるぞ｣




頭を抱え込んだ私に、レンが不気味なものを見るように距離をとった。


･･････レンなんか知らない。