愛しの不良様☆
渋々と言った感じでカズを睨むのをやめた咲斗。
そんな咲斗にカズはホッと息をついていた。
「・・・柚、今からする話は大切な話だ。柚の安全に関わる」
「え・・・・・・」
「とにかく、聞け」
さっきまでの甘々な咲斗はもういなくて、私の目を真剣に見つめる咲斗だけが残った。
カズとレンは気をきかしたのか、「ちょっと出る」と言って何処かに行ってしまった。
私と咲斗の二人だけのこの部屋に思い沈黙。
「・・・いきなりだが、柚。お前は狙われてる」
「はへ・・・?」