気になる背中




「…っ!?」


びっくりして、思わず大声を上げてしまいそうになった。

そんな私の口を大塚君がさっと手で塞いで、声を押さえ込んだ。


そして、そのまま大塚君に引きずられるようにして、2人に気付かれないように静かにリビングから出た。


廊下に出て、また2階まで上がって、大塚君の部屋に入る。

そこでようやく大塚君の手が離されて、私はやっと息をすることが出来た…。





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