気になる背中


…そんなキスがまた何度も繰り返されて、


どんどん深くなっていきそうになって、私は慌てて声を上げた。




「もう駄目!」

「なんで…?」

「だって、ここ学校だし…」

「今更だな」



私の言葉に陸君はくすりと笑ったけど、それ以上はなにもしてこなかった。



少し強引で意地悪なところもあるけれど、


やっぱり陸君はすごく優しい…。


< 197 / 214 >

この作品をシェア

pagetop