気になる背中
「…もういいや。送っちゃお」
私は半ばやけになってそう呟いた。
そして勢いに任せて、震える指先で送信ボタンを押した。
…すると、大塚君からすぐに返信が届いた。
7/02 19:53
from:大塚君
sub:メールありがとう
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こんばんは。
メールありがとな
風邪大丈夫?
俺のことは気にしなくていいから、神崎はゆっくり休めよ。
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大塚君のメールを見て、私はほっと安堵の溜め息を吐いた。
よかった…
迷惑がられてない…よね…?
そう感じながら、今度は心配させちゃったかな…と、また不安を抱えてしまう…。
大塚君のメールに返信し、それから何度かやり取りを交わしてから、私は眠りについた。
大塚君に言われた通り、早く治さないと…。
そう思いながら、布団に潜り込んでぎゅっと瞼を閉じた。