★続★『逆高校デビュー』
次の日の休み時間、
悠斗にかわいいと思ってほしくて、
学校では絶対にベタベタくっつかないようにしてきたけど、
今日はちょっとベタベタくっついてみた。
悠斗に会ったらすぐに私から指を絡ませて手を繋いで、
悠斗の胸にもたれた。
「お〜い。廊下であんまり、いちゃつくなよ」
そんな先生の忠告も無視。
私はあの上目女に負けたくなかった。
「どした?」
悠斗はもたれた私の頭を、ぽんぽんと軽くたたいた。
「好き…」
悠斗は私の肩を押して、少し離れた。
「わかったって。
あんま…休み時間にくっつくな。
な?」
悠斗に肩を叩かれて、
私は悠斗を上目で見た。
悠斗はちょっと目をそらして、
私の頭をくしゃくしゃっとちょっと強めに撫でた。