キライ、の反対。
『何、その顔』
私の目の前には
呆れた顔のイッチャン。
『花、せっかくの誕生日
なんだから元気ださなきゃ』
そう、あれから3日が経ち
私の誕生日になった。
「‥うん」
あれから遊くんとは
1言もしゃべっていない。
『じゃ今日私が誕生日パーティー
を開いてあげるよ』
イッチャンは私に
可愛い笑顔をみせながら
言った。
「イッチャーン!
ありがと~」
もつべきものは親友だっ!
「じゃー私の家で
誕生日パ」バンッ!!
イッチャンの言葉が
すごい音で掻き消されて
しまった。
その音にびっくりした
私とイッチャンやクラスの
みんなは音がした方を見た。