キライ、の反対。




『何、その顔』


私の目の前には
呆れた顔のイッチャン。


『花、せっかくの誕生日
なんだから元気ださなきゃ』


そう、あれから3日が経ち
私の誕生日になった。



「‥うん」



あれから遊くんとは
1言もしゃべっていない。



『じゃ今日私が誕生日パーティー
を開いてあげるよ』


イッチャンは私に
可愛い笑顔をみせながら
言った。



「イッチャーン!
ありがと~」



もつべきものは親友だっ!




「じゃー私の家で
誕生日パ」バンッ!!


イッチャンの言葉が
すごい音で掻き消されて
しまった。


その音にびっくりした
私とイッチャンやクラスの
みんなは音がした方を見た。



< 13 / 25 >

この作品をシェア

pagetop