キライ、の反対。
え?
もしかして遊くん、
私が暗いところ怖いと思って
一緒に帰ってない岡田くん
を怒りに来てくれたの?
バカ。
バカだよ遊くん。
私暗いところ苦手だった
けどそれは小さいときのことだよ。
今はもう平気なのに‥
「うっうぅ~‥」
『は?花何泣いてんだよ』
遊くんはそう言って
私の頭を撫でてくれた。
「ゆっ、遊く‥ん‥ごめんね‥」
私は泣きながら謝った。
「うっ‥嘘なのぉー‥
‥岡田くんと一緒に帰ってないのぉ‥」
『は?』
遊くんはそう言って
岡田くんの方を見た。
『‥あぁ。わりぃ
花ちゃん見てたら嘘に
のってやるのもいいかなって』
そう言って岡田くんは
苦笑いした。