キライ、の反対。




遊くんは恥ずかしそうに
笑いながら言った。


「遊くん?
ありがとう」


私は涙を流しながら
精一杯の笑顔で言った。



遊くんはやっぱり
私の王子様で、
ずっと一緒にいる人。



『ね、遊くん?
小さいころによくやった
反対ごっこしない?』


反対ごっこは言葉の
意味を反対にゆうこと。
小さいころは何が
おもしろかったのか
わからないけど
よくやった遊び。



『ん‥?あぁ』


遊くんは笑った。



「遊くん、プレゼント
全然気に入らない。」


私は笑いながら言った。


『花、今の顔かわいいよ』



「えっ‥」

だんだん赤く染まっていく顔。



か‥かわいいって‥!



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