星ちゃんと凪
「凪、星とケンカしたか?」


放課後、剛が私の頭を叩いて聞いてきたけど笑って応える事もできていた。


「何にもないよ?」


剛も笑っていた。



ただ1人になるとやってくる胸の痛みは泣けるほど切ないものだった。


これ以上好きになってはダメだって思うたびにまた好きになってる。


私はなんとなく避けたまま2年生になった。
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