星ちゃんと凪
「席つけ!!」
担任が教壇にたつと私の前に大きな背中が現れた。
「さっきはごめんね。抱きしめちゃって」
振り向いた大きな背中は伊藤太一だった。
「いいなぁ。伊藤君に抱きしめられたなんて噂になったらみんなに羨ましいって凪、一躍有名になっちゃうね!」
ヒカルが笑いながら口をはさんだ。
「俺、そんなに人気ねぇょ?」
担任に聞こえないように小さな声で話す伊藤君は優しくたくましくてやっぱり誰からも好かれる人だ。
抱きしめられたなんて………
人に守られるってあんなにあったかいんだなぁって
私は急に恥ずかしくなった。
担任が教壇にたつと私の前に大きな背中が現れた。
「さっきはごめんね。抱きしめちゃって」
振り向いた大きな背中は伊藤太一だった。
「いいなぁ。伊藤君に抱きしめられたなんて噂になったらみんなに羨ましいって凪、一躍有名になっちゃうね!」
ヒカルが笑いながら口をはさんだ。
「俺、そんなに人気ねぇょ?」
担任に聞こえないように小さな声で話す伊藤君は優しくたくましくてやっぱり誰からも好かれる人だ。
抱きしめられたなんて………
人に守られるってあんなにあったかいんだなぁって
私は急に恥ずかしくなった。