星ちゃんと凪
次の日は綺麗な青い空で朝から早く会いたくてウズウズした。
早いけど………ま、いっか。
歩くスピードも自然と早くなる。
早く会いたくてたまらなかった。
「もしもし、ヒカル?」
『早いねぇ、凪。今どこ?』
「今から星ちゃんの試合見に行くの!」
『またぁ?』
時間つぶしに電話したヒカルは眠そうで、また休みの度に星ちゃんを見学している私に呆れたような方感じだった。
「だってぇ、会いたいじゃん?好きだしぃ〜」
『はいはい。わかったょ。』
「でも〜あっ!!!星ちゃんいた!星ちゃ………………」
『ん?星どうかしたの?凪?』
遠くに見えたのは間違いなく星ちゃんだった。
けど………
星ちゃんの横には腕を組んで歩く可愛い女の子がいた。