619
「たぶん、巷でうわさの、ダイイングメッセージってやつです。これを調べれば、犯人なんてイチコロです」

被害者が自らの血を使い、最期のちからを振り絞って書いたそれは、

619

との、三桁の数字であった。

鬼ザクロは、この事件が簡単には解決しないであろう予感を感じた。
< 16 / 117 >

この作品をシェア

pagetop