619
「ククク・・・賛美歌312番、か。そうさ、312番だ。619から離れるべきなのだ」
トモヤは、他の生徒たちが歌っているのに自分だけ時折歌うのをやめて、独り言をつぶやいた。
ユカちゃんだけはそれに気付いて、不思議そうに小首を傾げながらボーイフレンドを横目で盗み見ていた。
「はい、みなさんよく歌えました!早速ですが、今日はもう、かったるいので、学校は終わりにしましょう!道草せずにまっすぐおうちへ帰りなさい。私も、このまま職員室には戻らずに家に帰ります」
トモヤは、他の生徒たちが歌っているのに自分だけ時折歌うのをやめて、独り言をつぶやいた。
ユカちゃんだけはそれに気付いて、不思議そうに小首を傾げながらボーイフレンドを横目で盗み見ていた。
「はい、みなさんよく歌えました!早速ですが、今日はもう、かったるいので、学校は終わりにしましょう!道草せずにまっすぐおうちへ帰りなさい。私も、このまま職員室には戻らずに家に帰ります」