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フィオナはトモヤのませた物言いがおかしかった。

「トモヤ君。君は面白いね」

「お褒めに預かり光栄です。先生、僕は、もっとキリシタンのお話をお聞きしたいのです」

少年の要望はフィオナの予想していないものだった。
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