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「とにかく、小鹿トモヤにゆさぶりをかけてみます。奴がいくらおませさんだからといっても、8歳は8歳です。もし本当に犯人であるならば、平然とはしていられないでしょう」

コワルスキーは不安顔の鬼ザクロを警察署に残し、トモヤの調査にでかけた。

コワルスキーは、学校を出たトモヤがフィオナにモーションをかけるのも、ケイティーのマンションのコールを鳴らすのをも、物陰から見張っていた。
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