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「ああ、間違った。出身地の件です。ロサンゼルス」

「うーん、別に嘘ついても支障ないんだけど、なんで君がそんなことにこだわるのかが気になるなー」

「人の秘密を知りたがるなんて、キリシタンとして恥ずべき行為なのでは!では、僕はこれで失礼します。今日の晩御飯はカレーライスなので!」

トモヤはフィオナの部屋を飛び出していった。

「カレーはやだな」フィオナは、ダディーが作る悪魔のカレーを思い出した。
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