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 コワルスキー刑事は、

「当然だよ。私を誰だと思っているんだね?君がどこからおしっこするかなど、とっくに調べがついているさ」

と得意げに言った。

「知っていながらなお、それを紙コップに入れろと要求するのか?」

「HAHAHA!当然さ。もしこれが紙コップではなくペットボトルだとしたら、君は上手におしっこを入れられるかな?」

トモヤは真っ青な顔でコワルスキー刑事を睨んだ。

「・・・床を、汚してしまうだろう」

「あのケイティーって先生を思い浮かべながらなら、どうだい!?」

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